上映作品 アニメーション映画
NAGASAKI 1945 アンゼラスの鐘』

                   
2008年8月15日上映
  記念講演・有原誠治監督

 『アンゼラスの鐘』アンケートまとめ入場人員=105名)
      回答者数……40   回収率……38.1%

*何で、どこで知ったか?
   ・映画のHP ・関係団体 ・宇都宮空襲展 ・朝日(3) ・主人 ・とちぎ朝  日・教会 ・新聞折り込み ・チラシ(8) ・チベットの映画会 ・知人(11) ・東コミセン ・郵送チラシ(4) ・妻 ・ポスター ・子ども劇場会報 ・おじいちゃん(2)

*住所      ・宇都宮(29) ・県内他市(8)・茨城県 ・宮城県(2

*感想
・私がこの作品の存在を知ったのは昨年の9月でした。それ以降、関東での上映会があまりなく今回ようやく観ることができました。その間、秋月先生の著書を読み、それをどう表現しているのかと思っていましたが、考えていたよりも真摯に作られていて現場の方々のご苦労が忍ばれます。原爆投下時の表現は言葉もありません。文字で読んで頭の中だけで想像していた以上のショックがありました。内容に関しては、子どもでもみられるようにソフトなもので、若干もの足りなさがありましたが、原爆への第一歩を踏み出すものとするならばちょうどよいかもしれませんね。特に海外での原爆の実態を知らない方々にはこれだけでも充分な力を持っていると思います。惜しむらくは現状としてこの作品に触れることのできる人が限られてしまっていることです(正直、私も少々苦労しました)。できればもっといろいろなメディアを通して上映してくださると嬉しいです。
 憲法9条は先人の魂です。守るべきものだと思います。(29歳・女性)

・この映画を見てせん争はぜったいやってはいけないなと思いました。アニメーシュンはせん争のときにもつかっていたなんて思いませんでした。(10歳・男性)

・このえいがをみてせんそうはやっぱりやってわいけないんだなと思いました。(7歳・男性)

・アニメのためか冷静な気持ちで見られた。広島のことは多くの宣伝がなされていますが長崎のことは余り宣伝されていないので多くの人に見てもらいたいと思いました。先日テレビでアメリカの軍人が直後を撮った写真を公開していましたが、その軍人は終生反戦をつらぬき去年なくなりました。多くのアメリカ人に特に見てもらいたいと思います。
 何も行動しなければそうなるでしょう。一人一人が憲法を読み直し、そのすばらしさを知ったら必ず行動に参加するでしょう。自覚している人が行動をあきらめないことだと思います。(82歳・女性)

・核の恐ろしさ、戦争をしてはならない。人間の欲がそうさせる。(49歳・男性)

・戦争のことがよくわかった。(12歳・男性)

・せんそうのおそろしさがよくわかった。(10歳・男性)

・戦争の悲惨さを見事に表していた。監督の講演でクリントンの返書を紹介していたが、私たちが世の中を変えることができることをもう一度再確認した。あきらめずに続けていこう。
 9条改憲は阻止しましょう。共に闘います。(57歳・男性)

・戦争はひさんなものですね。(12歳・男性)

・@戦争の悲惨さ(特に核)と平和の尊さをもっともっとPRする必要がある。米の女性が「原爆は戦争を終わらせるのに有効だった」という宣伝を信じていたが、『アンゼラスの鐘』を観て考えが変わったと語っていたが、日本、世界には敵(米政府)の宣伝に惑わされている人々がまだまだ多い。 A桃太郎の話に合点。私たちは侵略を合理化しているものたちの巧妙な宣伝に惑わされている場合が善意ながらもまだまだ多いと思う。(72歳・男性)

・しっかり作られたいいアニメだと判った。医師という設定も子どもにはやや遠い存在になるが、いい設定と思う(私は大変同感できた)。80分位というのも子どもには、また大人の例会用にもちょうどよい長さと思う。そしてシリーズで作って行かれると子どもたちには歓迎されると思う。原爆投下は戦争犯罪だと思う。日本人はもっと強くこの犯罪行為を告発し、世界に核兵器禁止を訴えねばならない。
 9条改憲に反対、いつか来た道と言うよりは世界の平和の敵対物となった米軍の手下として、世界の平和を崩す立場になるのは日本の自殺行為と思う。(68歳・男性)

・9年間長崎で聖フランシスコ病院に勤めていました。秋月先生には大変お世話になり、結婚式にも出席していただきました。カトリック精神にみちあふれる先生でしたので、9年間のフランシスコ病院での勤務は今も心に残っています。これからも長崎、カトリック病院として変わらずにがんばってほしいと思います。この映画を通して世界中の人々まで影響をおよぼしていることはすばらしい。それも自分が知っている秋月先生の映画でとても嬉しく思います。(?歳・女性)

・@「アニメは平和の文化」の趣旨が判り勉強になった。戦争責任等、アニメの歴史にもうなずけた。 A映画はきわめて感動した。藤山一郎の『長崎の鐘』からさだまさしの『精霊流し』まで、平和の長崎の今日を考えた。

 「核兵器 無くせぬ世界 敗戦日」−温平  アメリカ大統領候補も「核廃絶」を考え始めた由。生きているうちに世界平和を実現したい。新聞は「反戦・平和」を貫くA紙を愛でたい。政権交代で改憲勢力を無くしてゆきたい。7人の先達のお骨折りに感謝しつつ。(76歳・男性)

・実話に基づいているので、原爆の被害の恐ろしさを改めて考えさせられました。(47歳・女性)

・映画は原爆の疑いようのない恐ろしさ、医師の苦悩がよくわかりました。「動かない絵に命を吹き込む、というアニメーション映画は昔の漫画が戦争に参加しヒーローとなる」のと違い、平和の文化としてのアニメーションを目指すという有原氏のお話は共感します。 絶対に戦争への道につなげてはなりません。自分のできることで、世界から戦争をなくすよう工夫し、努力している。この映画も世界で見られるよう英語等の字幕をつけられていることはすばらしいと思います。国連での上映等、他にも広めてゆければいいですね。大変ありがとうございました。詳しく書かれた文書があれば見せていただきたく思います。(73歳・女性)

・アニメという手法で、子どもから大人まで楽しめるようになったと思います。同世代の方が(戦後生まれの方)監督をされたことに敬意を表します。秋月先生のご活躍は地元では有名なお話なのでしょうが、私は今回初めて知りました。アニメが世界平和のために広く知られることを一緒に願っております。
 毎年8月15日に皆さんの行動を注目したいと思っております。7人のおっさんが7人の侍に変身、皆様の一石が社会への波紋として広がるよう願っております。(60歳・女性)

・原爆の恐ろしさがとてもわかりやすく、子どもたちにも伝わる映画でした。(63歳・女性)

・当時のこと(63年前)を、昨日のように思い起こしました。日本中の人に、いや世界中の人に観てほしい映画です。作製のご苦心を思いつつ、感謝の思いを記しました。ありがとう。
 九条は日本の宝、21世紀の世界の宝です。九条を守ることこそ、私の世代の責任だと信じます。(78歳・男性

・『長崎原爆記』『死の同心円』を読んでいましたが、今日の映画も見たいと思っていました。貴重な映画の上映会を企画していただきありがとうございました。戦争・核兵器は必要悪でも抑止力でもなく絶対悪です。すべての戦争と兵器、核、原発をなくしてゆきたいと思います。
 平和憲法は絶対に守ってゆくべきです。一つの目標・願いであり、夢ではなく実現へ向けて努力すべきです。(49歳・男性)

・アニメということでどちらかというと子ども向けかなと思ってしまいましたが、大人にとってもわかりやすい映画でした。有原監督のお話と国連やブラジルでの上映の話よかったです。お盆で帰省する方とか多く、声かけをしたのですが参加できる方が少なく残念でした。「核兵器は人間と共存できない悪魔の兵器」をもっと米国や世界の人たちに知らせていかなければと思います。

 戦後63年経っても戦争はなくならないばかりか増えているように思う。戦争を知らない世代が増え、学校教育の場でも戦争の悲惨さを教えるということがなくなっているから余計こういった映画の上映は大事です。(59歳・女性)

・原爆を落としたのはアメリカ、戦災で苦しんでいる人たちを助けた薬もアメリカ。戦争は一部の人間のために関係のない人たちが苦しむことが改めてわかりました。現在は北京オリンピックが開かれていますが、改めて平和とは何かを考えさせられました。(41歳・男性

・大変心に残る、平和を考えさせられる作品でした。もっともっと多くの人々、特に若い世代の人たちに観てもらいたいです。(57歳・女性)

・秋月先生の生き方にふれることができ、このような方が実在したことを誇りに思います。9条の大切さを改めて思います。私は戦後生まれで、戦争についてほんの少ししか知りませんが、これからもっと関心を持っていきたいと思っています。(46歳・女性)

・すばらしかったです。毎年見たいです。PRをもっとすればよかったです。
 教育基本法改悪もそんな臭いがしますね。(38歳・男性)

・映画はとてもよかったです。長崎ではこんなことがあったんだなぁって、あらためて分かりました。
 憲法はかえないでほしいです。戦争はもう二度やってほしくないと思います。(11歳・女性

・映画を通じて、各国の子どもたちがいろいろなことを感じて反響を呼んでいるというのはすばらしいと思いました。小さな子どもにも爆撃や戦闘シーンが少ないので人間として精神・身体へ受けた傷がより、心に届くのではないかと思った。激しいシーンばかりだと、どうしてもそちらの印象が残るので。(37歳・女性)

・世界に原爆の恐ろしさを伝えるいい映画でした。
 憲法の「改正」は「改正」という名の“改悪”です。自衛隊を旧軍にしてはいけません。自衛隊はあくまで人道支援のみのために活動すべきです。(14歳・男性)

・監督のお話があってから映画があった方がよかったかもしれません。1度ならず何度か見て、考えたい映画です。広報活動にはもっと力を入れてもよいでしょう。もったいないです。(60歳・男性)

・原爆の恐ろしさが子どもにもわかりやすく描かれていて、子どもにも見せたかった・・・と思いました。アニメだからこそ、原爆がもたらした様々な事実や長崎の人々のことを直視し、考えることができたのに。「戦争の映画は怖いから」と拒絶する子どもに、どう勧めればよかったのだろう。中学校で『レミーのおいしいレストラン』を見るなら『アンゼラスの鐘』を見てほしかったな。私自身、長崎の被爆のことはよく分かっていなかったので、見てよかった。
 大戦での過ちを反省したのではなかったのか?! 国民の想いと、政治が別の道をたどっている気がします。憲法に限らず、終戦記念日なのに、テレビや新聞を見ても戦争にふれておらず、8月15日が素通りされていくようで不安に感じました。(43歳・女性)

・立派な映画でした。アニメの感動をもう少しほしかった。観客が少ないのにびっくりしました。何か残念な感じです。監督の話はよかった(知らないこと)が、このアニメーションをいかに世の中へアピールしてゆくか、アニメーションはさることながら作品を作った心をいかに伝えるかソフト、行動・方法が一番大切と思う。『アンゼラスの鐘』のアニメについての案内資料的なパンフ類が配布されるものと思っていたが何もない、広げようとする誠意に欠けるのでは、このこともソフト面の努力に欠けているこれじゃダメだ。
 
30数人の観客、実行委員会が本気でないからだろう。世界中に広める処でない、日本(宇都宮)でこんなことではダメだ。満員だと思っていたが・・・(68歳・男性)

・かわいそうでなきそうでした。(6歳・女性)

・このような作品をもっと多くの人々−特に子どもたちに観てほしい。宇都宮茂原駐屯地の中央即応連隊の隊員たちにも観せられるといいのだが・・・無理か? アニメによる平和運動に取り組んでいる有原さんの話は具体的で説得力があった、よかった。
 この60年余、戦争に巻き込まれずにこられたのは平和憲法のおかげと考えています。
憲法の平和条項を「改正」してしまったら戦争を阻止する歯止めがなくなってしまうと不安に感じています。(72歳・男性)

・被爆医師の話と知らずに映画を見ました。どんなに辛く苦しいお立場だったかと思います。また、アニメーションということで、リアリティに欠ける作品なのではと心配していたのですが、そんなことはありませんでした。むしろアニメーションだからできる表現もあると気付かされました。私の中1、小6の息子たちは「戦争物はあまり見たくない」と申します。もう一押しして連れてくればよかったです「アニメだからね」と。
 銃を持ち戦うようなイメージを皆持っていて、まさかそんなことにはなるまいという甘さがあると思います。無知なまま戦争の片棒を担ぐ日本になるのではないか、あるいは無知なまま被爆者となるのではないかというイメージが離れません。恐ろしいことです。(44歳・女性)

・映画は長崎県の戦争についてで、とても勉強になりました。今、学校で「ヒロシマ」の原爆について勉強しているので参考になりました。
 つながると思います。(11歳・女性)

・げろがのどまできました。(7歳・女性)

・すばらしい映画でした。一人でも多くの方に戦争の悲惨さ、平和の尊さを伝えるべきだと思います。我々の年代の中でも、今、平和についてどれだけの人が深く考えているでしょうか? もっともっと皆さんにこの映画を見ていただきたいと思いました。すばらしい出会いに感謝すると同時にこの作品の監督さんの講演も聴けたこと、とても感銘を受けました。また、こういう機会があったら是非お知らせいただきたい。(54歳・女性)

・焼け跡から手を出し「子どもを助けてください!」といっている親心と可愛い子どもの顔が私の孫(3歳の男)と重なって見えてしまい、泣けてしまいました。どうか孫たちそして永遠に平和な国、世界がどうか平和でありますようにと祈っております。(61歳・女性)

・原子爆弾の話は本で読んでいましたが、実際の体験談はもっと重いものでした。8月に子どもに戦争の話を何か見せたいと思っていましたが、6才の子に見せてあまり怖くないものを探していたので、少しマイルドな表現のアニメは「きっかけ」には良かったです。(41才・女性)

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