「夕凪の街・
    桜の国」

          2017年7月1日上映 
 映画「夕凪の町 桜の国」は、平成16年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞・第九回手塚治虫文化賞新生賞を受賞した。こうの史代原作の同名漫画を完全実写映像化した作品です。ここには過去と現在の時代を背景に、ニ人の女性にスポットを当てたふたつの物語が描かれます。

 ひとつは原爆投下から13年後の広島を舞台に、いつ原爆症が発病するかもしれない恐怖を抱えながら生きる女性・平野皆実(麻生久美子)が、同僚の打越(吉沢悠)から愛を打ち明けられたときに、幸せの一方で被爆した心の傷が再び痛み出していく「夕凪の街」。


 
もうひとつの時代は現代。ある日.皆実の弟・勉 (堺正章)が家族に内緒で東京から広島へと向かい、娘の石川七波(田中麗奈)が彼の後をつけていくうらに、七波が自分の家族のルーツを見つめなおしていく 「桜の国」
 皆実の忘れられない被爆体験と、父の行動から伯母の残した想いを知っていく七波という二人の女性を通して、家族愛、兄弟愛、男女の恋愛など様々な形の愛が映し出されます。そこから実感として浮かび上がるのは平和な尊さと、生きることの喜び。名もなき普通人である彼女たちの目線から、感動の人間ドラマが静かに紡ぎだされます。


 アンケート集計結果   (入場人員=100名)
    回答者数……45枚    回収率……45.0%
 
1. なたについて
@ 年齢 80歳代(5)、70歳代(14)、 60歳代(19)、 50歳代(4)、40歳代(1)、
20歳代(1)、不明(1)
A 性別 女性(30)、 男性(15)
B 職業 ・会社員(5)・公務員(3)・自営業(3)・農業(5)・主婦(4)・パートタイマー、アルバイト(7)
・その他、年金生活、無職、(18)
C 住所 ・宇都宮市(22)・栃木市(4)・佐野市(3)・矢板市(3)・さくら市(3)・日光市(2)
・鹿沼市、小山市、壬生町、那須塩原市、那珂川町、塩谷町、茂木町、(各1で7)・不明(1)
本日の公演を何でお知りになりましたか
・主催団体からハガキ・チラシ(18)・とちぎコープからの宅配・案内(9)・友人、知人(12)
・朝日新聞(1)・とちぎ朝日(1)・県民ネット(1)・総合文化センター(3)

催し物、観られた感想をご自由にお書きください。
  涙が止まらなかった感動した。(82歳男性)
とても良かったです。(80歳女性)
私の年齢は、ちょうどこの頃、戦中戦後に生まれており、バラック建てを観ていると昔(70年前)を思い出されて涙が止まりませんでした。あのような事が二度とおきないように祈ります。(79歳女性)
戦後72年が経っても原爆症に苦しんでいる人達がいる事を忘れてはならないのに、日本は禁止条約に賛成しない事に腹がたつ、アメリカの傘の下にいるとは云え、アメリカは日本を守ってくれないし、原爆はアメリカが投下したもの、今 若者はその事を知らない人が半数以上いるとは、なんと恐ろしいことか、核保有国は、恐ろしい事態を知るべきでしょう。(79歳女性)
たいへん感動しました。絶対に戦争はしてはいけない。(74歳男性)
被爆した家族の心の やみのような表現は、他の映画の中でも実感しましたが、世代継承の中で今回の映画はとても印象深く感動しました。(73歳女性)
とてもよかった。(72歳女性)
とても丁寧なに作られ伝え忘れぬように思いを知りました。(72歳女性)
よくできた映画でした。原作者のアニメも見たい思います。(70歳男性)
10年も前の映画なんですね、読売も、ましなことを・・・・。原爆の何代にも亘る被害と苦しみから、原発事故で繰り返される。人間は学ばない、欺かされやすいものですね。反核兵器がとうとう世界の署名・条約へと動き出したのを希望としています。(70歳女性)
原爆の恐ろしさ何年たっても消えない、恐怖とともに生きる 大変なことだと思う。(70歳女性)
一度劇場でみました。娘が4才で亡くしているものです。重なるものを感じながらみました。ありがとうございました。(70歳男性)
忘れてしまう原爆・・・今日 あらためて原爆のおそろしい 忘れてはいけないと思いました。(70代女性)
良い映画、感動的です。原爆の悲劇はもう結構です。原発ゼロ、不再戦、平和を!(69歳男性)
とても感動しました。福島にもつながる問題で、考えさせられます。日本の抱える痛恨を思わされます。(69歳女性)
前に一度見ていると思いますが、その時よりも今回は、ジーンときました。戦争のことは出征した父にその悲惨さを耳にタコができるほど聞かされていたのに、また、今の政治がどんどんひどくなり、戦前に戻りつつあると感じていたのに、平和ボケかもしれません。ナナミの言った”あったことをなかったことにできない”ということば、前川次官のことばとダブリました。目をさまして、本当に多大な犠牲をはらって手にした日本国憲法を守るために、戦争や核は絶対にダメということを広げていきたいです。(68歳女性)
なみだが何回も流れました。良い映画でした。(67歳男性)
涙が止まらず、見せていただきました。広島、原爆を、忘れかけていた事を 又、本を読んだりいろいろ知りたいと思いました。又、行ってみたい、行きたいと思いました。(66歳女性)
戦争、核の残酷さを改めて、考えさせられた。(66歳男性)
良い映画でした。(66歳男性)
こうの史代さんの原作なので、ぜひ観たかった映画です。とても感動して、涙が止まらなかったです。大勢の人に観てもらいたい映画です。(66歳女性)
人間の契なの大切さ、戦争のおろかさを改めて感じました。命の尊さ、かなしみは、もうたくさんです。(66歳男性)
原爆で運命が変わった人がどれだけいるか・・・・ そういう現実は月日がたってしまうと忘れていってしまう可能性があるが、伝え続けていかねばならないテーマだと思う。(65歳女性)
原爆の恐ろしさをまざまざと見せ付けられてしまいました。核のない世界を作らなくてはならないと思います。(64歳男性)
入場者が以前より少ないのは、悪天候もあるでしょうが、戦争は忘れた過去のこととなりつつあるのかな・・・。私自身も心がしめつけられるような苦しさを覚えます。でも忘れないためにまた来ます。(63歳女性)
原爆の事も良くわかっていませんでした、広島や長崎の人々は今も苦しみを持って生きている方も多いと思います。このような事は絶対あってはならないと思います。(63歳女性)
今の世に生まれて幸せ。(62歳男性)
静かに命のつながりと幸せを願うおもいに満ち満ちた、心に残る映画でした。「この世界の片隅に」にまさるとも劣らない いい映画でした。(62歳女性)
今まで戦争映画等は 割りとさけて来たけど、忘れてはいけない何か(今、ぶっそうな世の中になっている)を思い出させてもらった気がした。(60歳女性)
原爆がずっと後の世代まで影響がある恐ろしい事だと思う。(60歳女性)
被爆者は何年たっても死の恐怖とむかいあっているのですね、「原爆を落とした人は13年たってもまた一人殺せたと喜んでいるだろう」・・・・ でも落とした人はきっとそんなことは思っていない、戦争が人を変えてしまう、戦争が人を人殺しにしてしまうのだと思いました。戦争はぜったいダメですネ(57歳女性)
よかったです。(57歳女性)
大変よかった。(56歳男性)
本当によかった、また見たい。(52歳男性)
とてもよい企画 伝えていかなければいけないと思う。原爆二世や被爆者のおもいの視点が興味深い。「殺したかった」・・・という 表現も・・・(40代女性)
原爆がもう 二度と使われる事がない様に・・・。(26歳女性)
本会(宇都宮映画会)今後の活動について何かアドバイス、ご意見をお寄せください。
今後も続けて頂きたい、戦争の悲惨さを末永く伝えて戦争絶対反対を訴え続けるのが大事と思います。(86歳女性)
平和映画会は、一般の映画館では観られないので是非続けて良い映画を取り上げて下さい。(79歳女性)
すばらしい映画でした。始めて原爆のことを知ったような気がしました。これからも こういう企画を続けて下さい。(75歳女性)
何度かことちらに参加させてもらい、自分では日頃の生活の中で流されがちなので今後も企画して見る機会をもらえることは、大変ありがたいので宜しくお願いいたします。(73歳女性)
8月の「15歳の夏」は、予定をつけて来たいと思います。(72歳女性)
よい映画を提供いただき、ありがとうございました。(70歳男性)
ずっと続けて下さい。PRがもっと必要かと思います。(70歳女性)
続けてください(70歳男性)
「継続は力」ですネ(69歳男性)
15歳の夏は栃木でもやりました。とてもよい映画です。たくさん宣伝して多くの人に見てもらってください。(69歳女性)
毎回、素晴らしい映画を紹介してくれてありがとう。(67歳男性)
いつも、すばらしい映画を有難うございます。又、お待ちしております。(66歳女性)
社会主義を問う映画の上映も企画しては、共謀罪の成立した時代を乗り越えいく企画を期待してます。(66歳男性)
活動を知らなかった。(66歳男性)
今後も、戦争反対の意志が流れる映画を上映してください。(66歳女性)
今までどおり ガンバッテ下さい。(66歳男性)
反核平和の集会を一年に一度すべきです。(64歳男性)
活動の事は知らなかった。(63歳女性)
ぜひ続けて、みせてください。(62歳女性)
もっと近くで上映されることを望む。(60歳女性・県南から出席)
戦争を知らない、私にとっては、色々考えさせられました。先日、年老いた両親を連れて、東京大空襲の講演を聞きに行ってきました。東京もひどい被害にあいました。その時の講演をここでも行ってもらうと平和について、考えさせられると思いました(年齢不明女性)

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