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オスプレイ暫定配備反対 |
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12・1県民大集会in木更津 |
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陸上自衛隊の垂直離着陸輸送機オスプレイの木更津駐屯地への暫定配備計陸上自衛隊の垂直離着陸輸送機オスプレイの木更津駐屯地への暫定配備計画を巡り、憲法を生かす会を含む市民団体や労働組合らが1日、木更津市吾妻公園で反対集会を開いた。
地元の「オスプレイ来るな いらない住民の会」などが呼び掛け、主催者発表で千葉県内外から約2,000人が参加した。
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主催: オスプレイ暫定配備反対12,1県民大集会in木更津実行委員会
後援: オスプレイいらない!10.12千葉県集会実行委員会
呼びかけ: 君津・木更津地区労センター
君津木更津地区労働組合連合会
平和・人権・教育と文化を考える会
オスプレイ来るな いらない住民の会 |
千葉県内外から参加者の前で、主催者挨拶 |
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パレード出発時 |
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吾妻公園~木更津駅前まで 市街地行進は、両側を多数の警察官が守る |
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集会アピール
防衛省は、5月24日に木更津市に、6月6日には干葉県に対し、陸上自衛隊が導入するオスプレイ17機について、陸上自衛隊木更津駐屯地(木更津基地)に暫定配備したいと説明してきました。佐賀県知事は、佐賀空港へ配備を容認したものの、佐賀空港建設時に漁協と取り交わした公害防止協定には、「県は自衛隊との共同使用する考えは持っていない」と明記し、地権者の漁協等が強硬に反対しているため、配備の見通しがたちません。そのため、木更津基地に暫定配備しようとするものです。
暫定配備と言いながらいつまでなのか、期間すら提示されません。防衛省は基地周辺の住民を対象とした非公開の説明会を8回、木更津市民全体を対象とした公開の説明会を1回開催しました。そこでは、多くの疑問や不安の声が出されました。こうした意見をもとに、木更津市は25件、千葉県は14件、木更津市議会は15件の質問を提出しました。防衛省の回答は、「暫定期間は相手が有るので害えることは困難」「他の基地との比較検討した内容を明らかにすることは出来ない」等々、全く不誠実なものです。
そもそもオスプレイはその構造的欠陥から、開発当初から多くの重大事故を起こし、多くの人命を奪ってきました。2016年12月には沖縄・普天間基地に配備されている米海兵隊のMV-22オスプレイが、空中給油訓練中にプロペラとホースが接触し、名護市安部の海岸に墜落するという重大事故を引き起こしています。
防衛省の説明では、「陸上自衛隊オスプレイの訓練空域は木更津基地の他のヘリコプター等と同様」との事ですが、木更津飛行場運用規則によると南房総一帯に低空飛行訓練空域が設定されています。また、演習には、新潟県まで演習にいくので、単に木更津市だけの問題ではありません。また、騒音・低周波振動も大問題です。2017年から始まった米海兵隊オスプレイの定期機体整備では、整備後の試運転で近隣住民が「今までに経験した事のない騒音と振動」で家から飛び出したほどです。
自衛隊が導入を進めているオスプレイは、佐世保の水陸機動団の輸送を任務にしています。いたずらに危機を煽り、南西海域の島嶼奪回という名目で、専守防衛の域を超え、戦争に突き進むためのものです。
私たちは、このように多くの問題を抱えるオスプレイの暫定配備及びオスプレイ整備拠点に反対するとともに、17機で3500億円もの税金を使う欠陥機オスプレイの導入は断じて容認できません。
「木更津の空にオスプレイはいらない。佐賀にも沖縄にも横田にも、日本の空にオスプレイはいらない」という声を一層強めましょう。そして、沖縄・横田・佐賀の皆さんと連携を強化し、オスプレイの木更津基地暫定配備を阻止するため全力で闘いましょう。
2019年12月1日
オスプレイ暫定配備反対12・1県民大集会in木更津
参加者一同 |