憲法を生かす会関東


第2号    2005年10月20日  憲法を生かす会関東連絡会



関東の交流集会を開催します

 特別国会で郵政民営化法やテロ特措法延長を強行した小泉首相は、大阪高裁の違憲判決や中国・韓国はじめアジア諸国・人びとの道理ある批判に背を向け、頑なな態度で就任以来5回目の靖国神社参拝も強行しました。この政治姿勢は改憲の「暴走」へと繋がるものです。厳しく批判、糾弾していかなくてはなりません。自民党は「新憲法草案」をまとめ11月22日の結党50周年党大会で決定します。私たちは夏季の護憲・平和運動の取り組みをさらにひろげ、各条・各地の「11・3憲法集会」などを成功させ、憲法改悪に反対する運動を職場や地域からつよめましょう。憲法を生かす会関東連絡会は、11月13日に米軍再編一陸軍第一軍団司令部の移転に反対する「キャンプ座間包囲行動」に取り組みます。また[憲法を生かす関東交流集会」を開催します。

 憲法を生かす関東交流集会

日時:11月19日(土)13時〜20日(日)正午
会場:全林野会館 プラザ・フオレスト(東京都文京区大塚)
  ○講演・学習<13時30分〜15時30分>
      自民党「新憲法草案」を検討する
         講師古川純専修大学教授(憲法)
  ○交流<1日日と2日目午前>
参加費:1,000円(宿泊費・夕食懇親費用は別です)
主催:憲法を生かす会関東連絡会

この集会案内チラシがあります。各県の「憲法を生かす会」にご連絡ください。

自民党新憲法草案に抗議!11・22憲法改悪に反対する集会

 □11月22日(火)18時〜  □星陵会館(永田町)
    口主催:「5・3憲法集会」実行委員会



千葉  憲法を活かす会・千葉協議会

幅広い平和運動をめざして
 千葉県の憲法を活かす会も、この夏、多くの平和運動にとりくみました。幅広い運動をめざし実行委員会などさまざまな形でしたが、会員は地域の実情にあわせて任務をはたしました。
       □ □ □
 1、原爆の絵展は5市で20ヵ所、のべで116日にわっておこなわれました。
 会場は市役所のロービーや公民館、図書館などで、立ち寄った人たちに見てもらう形でしたが、来場者を待つだけでなく、事前に会場周辺にチラシ配布宣伝をおこったので、松居を見るために足を運んでくれた方も多くいます。
 千葉市では駅前で街頭での展示を行い通行人に署名を呼びかけました。
 また、市川では校長の好意で女子高校の教室を借りることができました。
 どの会場でも被爆者友愛会より協力依頼があった「原爆症認定を求める署名」を行い、来易者の大部分が署名に応じてくれました。
 2、「平和のつどい」は、長年の歴史を持つ佐倉、市川、市原では3日間の日程を組み、絵展にあわせ別表のように多彩な取り組みを行いました。
 3、「平和映画会」一船橋や千葉では映画会を行いました。どちらも20年以上の歴史をもっています。
 4、ほかにも党派と超えた行動として@「9条の会一地方議員ネット」の講演会、A女性会議が呼びかけた「8・15リレートーク」などに参加しました。
 県協議会では経験を交流しあい来年は1つでも多くの場所で平和行事がおこなえるよう準備をすすめます。

市原  原爆被爆者・東京大空襲等の体験報告
    講演「平和のために私達に出来ること」
    中国から見た日中戦争パネル
    講演「イラク戦争の1年」
    紙芝居「はだしのゲン」
    ミニ・コンサート
    講演「南房総の戦跡からアジア太平洋戦争をみる」
    講演「『平和・交流・共生』の教育の地域つくり」
    ビデオ上映「日本国憲法」「つるになって」「貞子の思い出」
佐倉  原爆の絵等パネル展示など
   「戦争と平和」「日本国憲法」上映
   「ブーゲンピル島での惨劇」当事者の証言
   講演「お国言葉で憲法を」
   アニメ「手紙」「字のないはがき」上映
   絵本の読み語り−講演「過去から未来を見る」
   被爆体験を語る、詩と歌で語る戦争と平和
   戦争関係のパネル展示
市川  絵本の読み語り
    講演「過去から未来を見る」キリスト教牧師
    原爆被爆者・東京大空襲の体験報告
    詩と歌で語る戦争と平和


栃木 憲法を生かす会・栃木

扶桑社版教科書採択撤回をこの手に!
 4年に一度の教科書採択の今年、栃木県大田原市の中学歴史・公民教科書に「扶桑社版」が採択されました。採択が決定する大田原市教育委員会が開催された7月13日、憲法を生かす会・栃木は「声明」を発表し、同教育委員会及びマスコミ各社に送付すると同時に、宣伝カーで乗りつけ横断幕をかかげて抗議行動に参加しました。
 全国の市区町村の採択地区で「扶桑社版」が決まったのは全国で初めてという状況の中で、大田原市をはじめその近隣からただちに仲間が集まり、それまでの政党・政派の壁をも乗り越え、「子どもの未来を守る会」を結成し、採択撤回に向けた活動が始まりました。憲法を生かす会・栃木もそれに加わり、署名活動・教育委員会の傍聴・抗議集会への参加など、一緒に取り組んでいます。
 なぜ、「大田原市」が最初に「扶桑社版」を採択してしまったのでしょう?
 栃木県は政府・文科省から「教育正常化県」と言われていますが、その内実は、子どもの人権をないがしろにし、国の教育政策をストレートに持ち込む土壌が出来上がっているということに他なりません。教職員組合は、日教組と全数の双方あわせても2%足らずの組織率に過ぎず、大部分の教職員は[全日本教職員連盟」(日教連)を上部団体とする「栃木県教職員協議会」に参加していますが、日教連は、教育基本法改悪を方針としている御用団体です。こうした栃木県の教育環境が子どもたちにとっていいわけがなく、「いじめの発生率」「10代の妊娠中絶率」「10代の覚醒剤所持での検挙率」はいずれもワースト1を記録したことがあり、常に栃木県はワースト上位に位置しています。
 そしてそんな栃木県の中でも、大田原市の「風土」はさらに保守的で千保一夫市長の独裁的な市政運営がまかり通っているのです。千保市長は、清掃工場建設反対運動の市民運動家を陰湿なやり方でいじめぬき、攻撃に晒された活動家は「その時は自殺さえ考えた」とすら言います。教育行政に対し、「首長」には権限はないと、建前上よく言われますが、教育長の任命権者は首長です。すなわち市長の独裁が「扶桑社版」を選ばせたのです。
 しかし、扶桑社版教科書採択の暴挙は、大田原市に初めて市民運動を作り出し、県下の、あらゆる系譜を持つ活動家たちが団結するという成果を生み出しました。
 「2006年4月1日から大田原市の子どもたちに扶桑社版教科書を絶対に渡さない!」を合い言葉に今、着実に運動が編み上げられています。
 そして、多くの仲間たちとともに汗を流したその成果はきっと、来る改憲阻止決戦の大きな陣形作りにもつながっていくことを信じてやみません。ともに頑張りましょう!


神奈川 かながわ平和憲法を守る会

横須賀・キャンプ座間
        −夏の取り組み

 米空母キティホークが事実上の母港・横須賀に配備されて7年を迎えた8月11日、横須賀市のヴェルニー公園で、原子力空母の横須賀母港化を止めよう神奈川実行委員会など3団体が共催し、県内各地から約2700入が参加した空母母港化などに反対する集会とデモが行われました。
 集会では「原子力空母横須賀母港化を許さない全国連絡会」の福山事務局長が 「横須賀市長や県知事は母港化阻止のために頑張っているが、今後は東京や千葉県知事にも反対するよう要請しよう」と呼びかけ、「原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会」の呉東弁護士は「秋には訪米団を結成して米政府や議会に直接、思いを伝えたい」と訴えました。
 集会後、デモ行進を行い、空母の母港化反対を訴えました。横須賀の空母母港化の問題は、厚木の爆音問題と強く関係しています。
 基地撤去をめざす県央共闘などの主催によって、7月17日、8月27日と連続して米陸軍第1軍団司令部のキャンプ座間への移駐反対の市民行動が行われました。
 集会終了後には、デモ行進を行い、基地正門では司令官に対し「第1軍団は来るな」と申し入書を渡しました。
 米陸軍第1軍団は、イラクで多くの市民を殺戮した部隊であり、司令部の移駐は、戦争に加担することになります。すでに、地元の座間・相模原市も移駐反対を表明し、座間市6万筆、相模原市20万筆以上の司令部移転反対の署名を届けています。市内の各所には、反対の懸垂幕がかかり、掲示板にもポスターが貼られ、反対の意思表明を行っています。
 今後、秋には、2月の包囲行動に統いた取り組みが予定されています。かながわ平和憲法を守る会は、この取り組みに積極的に連帯し、移駐阻止・基地返還を闘っていきます。

第一軍団は来るな!
 キャンプ座間司令部包囲行動

○11月13日(日) 午後2時〜
○座間公園 (第2会場)
  小田急小田原線「相武台前駅」徒歩10分
  JR相模線「相武台下駅」徒歩10分
   いずれの駅からも徒歩10分




茨城 憲法を生かす会・茨城

  土浦で平和の集い
 佐高信が斬る「戦後60年」の表と裏
 戦後60年の節日となる今年8月14日、憲法を生かす会やネットワーク500など様々な平和運動団体が協力して、土浦市民会館で「佐高信が斬る『戦後60年』の表と裏」と題して「平和の集い」が開催されました。参加した約350名の市民を前に、佐高さんは以下の通り講演しました。
        □ □ □
 ◆殴った事も忘れるな
 われわれは「3つの日」のことを忘れてはならない。それは「3月1日」、「8月6日、「9月18日」の3日である。3月1日は1919年に朝鮮で独立連動が起こった日、8月6日は1945年に広島に原爆が落とされた目、そして9月18日は1931年の柳条溝事件の日である。日本人の多くは8月6日を知っていると思うが、3月1日や9月18日はほとんど知らないのではないか。つまり、日本が朝鮮や中国に侵略し加害を続けたことについてはほとんど知らないのである。
 ◆反日教育のせいにする欺瞞
 マスコミの中では、中国や韓国で反日デモが起こるのは反日教育をしているからだなどと物知り顔に言う者がいる。しかし、日本に侵略され多大な被害を受けたことは事実であり、その事実を教育することが悪いというなら、日本が広島・長崎に原爆を落とされ甚大な被害を受けたことを教えることは反米教育で悪いことだということになる。
  ◆外務省改革にも反対
  いま小泉首相は「改革」を叫び、「新しい自民党」をつくると言っている。しかし、靖国神社参拝など最も旧態然とした公約を掲げているのが小泉であり、田中真紀子が外相の時、外務省の機密費の問題を暴き、外務省の改革を進めようとしたのに対し、福田官房長官と組んで田中潰しに走ったのが小泉である。
  ◆郵政民営化は外資化、過疎化
  郵政の民営化とは、国の資産を銀行やアメリカ資本にくれてやることでしかないことは、新生銀行(旧長期信用銀行)が4兆円もの税金を注ぎ込んで、10億円でリップルに売却されたことでも分かる。
 過疎の郵便局を数年間は保証するといっても、数年後には潰されるということで、過疎化をさらに加速するものに他ならない。
  ◆クリーンなタカよりダーティでもハト政治を測る場合、2つの基軸がある。
 政治腐敗に関わるダーティとクリーン、平和に関わるタカとハトである。その際、一番重要なのは平和=ハトであることで、クリーンなタカ(例えば小泉)よりダーティでもハト(例えば田中)の方が良い。
   (牛久憲法を生かす会:ネットワーク500 杉森弘之)

戦後60年まだ終わらない戦争を考える水戸集会

 憲法を生かす水戸の会は昨年12月の「戦争体験の語り部を聞く会」につづき、8月7日、敗戦記念日集会「戦後60年まだ終わらない戦争を考える8・7水戸集会」を水戸市民会館で開催しました。
 「にがい涙の大地から」(ドキユメンタリー映画)の上映と「水戸空襲記念館」設立運動に携わる洒泉松枝さんから空襲体験と平和ヘの思いを聞きました。
 今回のドキュメンタリー映画「にがい涙の大地から」は戦争終結後60年の歳月を経ながら今になって被害を受けている人々を取り上げています。敗戦時、秘密兵器の毒ガス製造と使用の事実を隠すために、日本軍は中国のあちこちに毒ガスを棄てて日本に帰ってきました。そのために戦後、2000人以上もの中国の人達が遺棄毒ガスによって被害に遭い、現在でも、後遺症に悩まされています。
 県内の神栖市で2003年、地下水汚染が明るみにでました。自然界ではありえない有機砒素化合物、つまり毒ガスの廃棄物からの被害です。井戸水を飲んでいた家族が健康被害をうけ、そして小さいお子さんに最も重く障害が出てしまいました。
集会では、被害者の家族の方との交流を予定したのですが、残念ながら前日からのお子さんの体調悪化でかないませんでした。
 しかし中国の被害者と交流がある被害者家族代表の青塚さんから「中国の人も日本人も同様に毒ガス被害者を日本政府はきちんと認めて謝罪して欲しい」と集会にメッセージが届けられました。会場は大いに共感し飲み水汚染は「人権にかかわる重大な問題」という感想があげられました。
 戦後60年たってもまだ終わらない戦争被害の原因は、戦争責任をきちんと考えなかった政府の欺瞞からです。過去の過ちにある責任と未来を生きる子どもたちを考えれば「戦争のできる普通の国にしたい」など誰も考えなくなるはずだと思いました。
   (憲法を生かす水戸の会:I女性会議水戸支部長 関根裕子)

反戦ツワー実施   反戦ツワーで横須賀軍港と貝山地下壕めぐり
 かながわ平和憲法を守る会と憲法を生かす会関東連終会の共催で8月20日「反戦ツァー」を実施しました。このツアーには関東各県の「憲法を生かす会」から60余名が参加し、軍港めぐり遊覧船で世界最大の米第7艦隊の主力艦が母港化している横須賀軍港を見学しました。日本の「思いやり予算」で整備された米軍住宅をバックに港には旗艦ブルーリッジ(揚陸指揮鑑)や巡洋艦や駆逐艦が居並び、海上自衛隊基地も「同居」していてイージス艦や潜水艦が見える。まさに日米の「軍事一体」を目の当たりしました、ちょうど入港してくるところの空母キティホークにも“運良く”遭遇しました。
 午前中に横須賀軍港の変遷や神奈川の基地問題についてレクチャーをうけ学習しましたが、戦前は日本軍の基地、戦後は米軍基地。米軍から一部返還されて自衛隊基地へ、といまも憲法は置き去りにされ続けている横須賀。沖縄だけではなくは首都圏に居座る在日米軍基地をどうするのか、深刻な矛盾である。軍港めぐりのあと朝鮮人の強制労働で作られたという貝山地下壕も見学。戦前の海軍施設・軍人等の非難・作業場として手作業で椎られたという壕の跡が今日も生々しく残っています。その規模にも驚きましたが、暗渠の中に強制労働で死にも直面したであろう人々の苦悶がのしかかってくるようでした。一味違った「学習企画」で、真夏の暑い一日でしたが好評でした。



韓国スタラディーツアー
ナヌムの家をたずねて
東部埼玉・憲法を生かす会 渋谷 晃次

 東京を中心とする栃木・茨城・埼玉の「憲法を生かす会」と日本消費者連盟、I女性会議のメンバー19名による「韓国スタデイツアー」に参加し、ハルモニが暮らしている「ナヌムの家」をたずねた。ナヌムとは「分かち合い」を意味する。
 2階建ての八角堂(研修館・私たちの宿舎)の1階で、まず、姜徳景(カンドクキョン)ハルモニの記録ビデオが上映された。彼女は、日本の戦争犯罪を告発する絵を数多く残し、日本大使館前で毎週水曜日に行われるデモのリーダー的な存在だ。肺癌未期にもにもかかわらず、いつもデモの中にその姿を輝やかせている。
 彼女の作品に、「責任者を処罰せよ、平和のために」がある。絵を良く見ると、大木に鉄条網で縛られた詰襟の服を着、目隠しされ、頭を七三に分けロ髭ひげの男に向かって、3丁のピストルが彼を狙っている。6羽の白い鳩が飛びかい、大木の上には未来を象徴する烏の巣があり、その中に卵が7個描かれている。
 男はどう見ても昭和天皇だ。彼を撃ち殺すことが彼女の本心ではあるまい。すでに彼は死んでいる。彼女が処罰したかったものとは、天皇制と軍国主義ではなかったのかと思えてくる。ハルモニは、闘病生活の間でも、日本の「女性のためのアジア平和国民基金」を受け取ることを最後まで拒否し続け、65歳で亡くなった。
 この「ナヌムの家」には、日本軍[慰安婦」歴史館があり、その「館長」は、群馬県出身の矢島さんという男性だ。歴史館を回ってみたが、当時の日本軍の行動、日本政府の態度、ハルモニたちのたどった苦難の道程が見えてくるのと同時に、日本人である自分に突きつけられた過去における日本軍の蛮行や政府の対応に対するやり場のない怒りや罪の意識が膨らんでくる。なかでも、「日本の主要人物による暴言録」なるものが展示されていたが、その中に、元社会党委員長で自社連立内閣の村山富市首相の発言も書かれていた。発言の要旨は、「個人補償はできない。従軍慰安婦政策は、国際法違反ではない」というものであった。
 矢島さんは「明らかに国際法に違反している」と指摘した。元社会党員の一人として彼の見識を疑い、怒りさえ覚えた。その村山さんは現在も「国民基金」の理事長と聞いて二度がっかりした。
 この「ナヌムの家」には現在8名のハルモニが生活している。「ハルモニの一人がカラオケが好きで、一緒に歌いたいそうです。それに、ビールを忘れないで」と、バスで夕食に出かける私たちに、矢島さんが「念」を押した。夕食から帰ってくると、はい「春姫(ペチュンヒ)ハルモニ(82歳)が待っていました。彼女は、19歳の時に、日本人と朝鮮人の2人に「就職させてやると」と騙され、中国の佳木斯(チヤムス)まで連れて行かれ、そこ
で解放まで「慰安婦」生活を強いられた。日本でも1951年から30年間働いて母国に帰ったが、貯めた金を親類の男に騙し取られ、生きるために、さまざまな職業を転々としながら、現在の「ナヌムの家」にたどり着いたという。



憲法を生かす会 東京連絡会

戦争を語り継ぐ会をはじめる
 戦後60年、戦争を知らない世代が増え「戦争する国」へと変える改憲に賛成する人びとも多いこんにちの状況下、戦争の実態とその悲惨な事実をもっとアピールしようということになり、毎月1回実施している街頭宣伝行動に必ず「ヒロシマの原爆パネル」を並べ、街行く人びとに訴えをするようになりました。また「戦争を語り継ぐ」会の開催を始めました。
 第1回は8月26日に[私の戦争体験」として会員の阿部昭雄さんのお話を聞きました。
 当時中学2年生の阿部さんは、10万人が亡くなったと言われている「昭和」20年3月9日夜半から10日にかけての「東京大空襲」で、当時京橋区越前堀に住んでいた家も焼かれ、恐怖と死にたくないという思いを経験した話をされました。この空襲で一瞬にして消された未来や青春、希望、愛。二度と戦争を起こしてはいけない、憲法9条は変えてはいけない−そのために拙い話ではあるが自分の体験した話をしていきたいと語られました。
 当時4歳ながら戦争の恐ろしさを今でも覚えているという人、峠三吉の原爆の詩とパネルを熱心に見てくれた人などとてもよい集会になったと自画自賛しています。
 次回は、憲法を生かすか東京連絡会の世話人の糸井玲子さんを迎え「戦争体験者として憲法を語る」と題して開催を予定しています。
 また、会員の親睦を図る目的で「いもほり&焼肉パーティー」も毎年行っていますが、今年は9月9日に実施し、生憎の雨模様でしたが楽しい一日を過ごしました。
   平和憲法を生かす新宿の会:W

憲法を生かす会関東連絡会連絡先
東京:中央区日本橋3−5−12吉野ビル5階 Tel 03−5269−4847
千葉:千葉市中央区新千葉2−1−1−401 Tel 043−244−3860
茨城:水戸市桜川1−5−3岩上ビル2階   Tel 029−233−1110