6.30全国集会in金沢への賛同の呼びかけ
石川県内の、北信越の、そして全国の脱原発を求める全てのみなさん。今年1月1日に起きた能登半島地震はM7.6、最大震度7という途方もない大地震でした。4月中旬現在の被害状況は、死者245人、損壊家屋(全壊から一部損壊まで)石川県内76,930棟(北信越5県で116,544棟)、避難者5,449人となっています。石川県の防災計画は破綻 この地震では、道路の破壊や土砂崩れが各所で起
こり、県内では最大87カ所が通行止になり、原発 事故時の指定避難路11路線のうち7路線が通行できなくなりました。海岸隆起などで大半の港が損傷、多くの集落が孤立状態となりました。放射線防護施設21カ所のうち14施設で損傷があり、放射線モニタリングポスト116 基のうち18 基が故障しました。志賀原発で事故が起これば、陸海空どこからも逃げられず、屋内退避もできない多数の住民や
観光客が被曝することが明らかになりました。原子力防災計画は机上の空論であることを現実が示しました。
元日のこの大地震の震央は、かつて原発建設が計画されていた珠洲市高屋地区でした。市民による粘り強い不屈の闘いがこの計画を断念させました。感謝とお見舞いの言葉が現地に届いています。今回の能登半島地震は、「すべての原発・核施設を直ちに廃止せよ」と警告しています。
志賀原発では、今回の地震で震度5強相当の揺れを観測しました。変圧器が壊れ5回線の送電線のうち2回線が使えなくなりました。非常用発電機が点検中に停止しました。また、発電所敷地の道路などには79カ所の亀裂や段差が生じました。もし1・2号機ともに運転中だったら、もし震度7の揺れが続いていたら、もし大規模な海岸隆起がここでも起きていたらなど、過酷事故発生の不安を感じずにはいられません。そして、志賀原発周辺には多数の活断層が存在しています。地震はまた起きると考えなければなりません。
「志賀原発は次の大地震に耐えられない!」そんな危機感と「志賀原発廃炉こそ脱原発社会への突破口!」という意気込みで今回、全国集会を開催します。今全国集会成功に向け、全国の仲間のみなさんに賛同団体となっていただくよう心より要請するものです。
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